日本文化領域

日本文化領域
古典から現代サブカルチャーまで、日本の表現文化を複合的に探究します。
日本語学?日本文学の学修を核として、古典芸能(歌舞伎?邦楽等)の鑑賞?体験や、俳句?短歌?小説の創作実践もできます。
自国の文化を理解し、国際社会に発信できる力を身につけます。
領域とは?
総合文化学部では、学ぶ学問領域が広いため、学修の軸となる学問分野によってグループ化しています。
そのグループを「領域」と呼びます。
日本の表現文化を学ぶ「日本文化領域」、英語圏?スペイン語圏の言語文化を学ぶ「国際文化領域」、歴史?美術史?思想史?宗教史を学ぶ「文化史領域」の3つで構成され、自分の興味関心に沿って選ぶことができます。

日本文化領域

学びの3つのポイント

【Point1】日本語の多様性を知る

漢字の左側にも振り仮名をつけることがあるって、知っていましたか?
いつも使っている日本語ですが、その歴史には面白い現象がたくさんあります。
新しい言葉が生まれたり、死語になったり、方言があったり。
知らなかった日本語の世界の扉を開きましょう。

【Point2】文学を通して他者に触れる

文学はすべての知の基本です。
源氏物語から平安時代の人々の思いを知り、江戸時代の怪異文学から日本人の深層意識を学び、近現代文学から、社会の諸相や人々の欲望の歴史を見ることができます。
古典から現代まで、日本文学の学びを極めましょう。

【Point3】発信力、表現力を身につける

歌舞伎や能、邦楽や俳句?短歌など、日本の伝統文化の諸相を学びます。文化や文学を鑑賞するだけでなく、自らの思いを能動的に表現?発信する方法を学ぶ「創作ワークショップ」では、俳句や短歌、小説や朗読などの創作活動を楽しみます。

日本文化領域プレプログラム(専門基礎科目)

各領域の入門学修に欠かせない科目を、1年次に「プレプログラム」として履修します。
日本文化領域のプレプログラムでは、くずし字解読?データ分析?資料アクセス方法など、研究の基礎を実践的に学んでいきます。
自領域の科目だけではなく、興味関心に応じて他領域の科目を履修することも可能です。

初級くずし字ワークショップ
筆で書かれた古い日本の文書をみたことがあるでしょうか。
そんな手書きの古い仮名文字の解読法を学ぶアクティブラーニング型の授業です。
最短で解読できるメソッドが準備されていますので、きちんと取り組めば、驚くほど解読スキルが身につきます。
くずし字
漢字文化論
日本語の歴史を考えることは、漢字の歴史を考えることでもあります。中国の漢字の歴史もふまえつつ、日本文化と漢字の関わりを学びます。
中国や日本の石碑で使われた漢字の書体?字体のこと、今の漢字の使われ方、また世界の中の漢字についても考えます。
授業
日本語データ分析入門
日本語学や日本文学分野を学ぶのに必須となるデータベースの使用方法や、レポート?論文の作成で使うエクセル?ワードの使い方を、演習形式で学びます。調査やデータ収集、データ分析など、研究の過程でパソコンとデータを使いこなすために必須の授業です。
日文授業
日本文学読解トレーニング
日本古典文学や日本近代文学を学ぶ意義や、必要な知識、資料へのアクセス方法、図書館の使い方、実際に読解する手順などを実践的に学ぶアクティブラーニング型の授業です。具体的には中古文学と近代文学の作品を取り上げ、読解練習を行います。
PC

卒業論文テーマ例

  • 京都を舞台にしたアニメーションの方言使用について
  • 東洋大学本「酒呑童子絵」における酒吞童子の容貌表現について
  • 「堤中納言物語」「虫めづる姫君」の末尾の考察
  • 「南総里見八犬伝」から見る左右両振仮名の機能について
  • 太宰治「女生徒」論―「有明淑の日記」と比較して―


学部や他の領域について詳しくはこちら

オープンキャンパスのご案内はこちら