在学生?卒業生の声
清泉女子大学の学び、それがどのような価値を生み出すのか、実際にインタビューしました。
在学生インタビュー
* インタビュー内容?学年は取材当時のものです。
全てを開く
学内での学びを、社会へ還元する 常に刺激を得られるのが清泉の最大の魅力です
三瓶 真歩さん(横浜市立 金沢高等学校 出身)
三瓶 真歩さん(横浜市立 金沢高等学校 出身)
学内での学びを、社会へ還元する。
常に刺激を受けられるのが清泉の最大の魅力です
三瓶 真歩さん
地球市民学科 4年(2022年度)
横浜県立 金沢高等学校 出身
国内外のことを多角的な視点で学べ、先生方の研究領域がさまざまだったこと、アットホームな環境に惹かれて清泉へ。先生方から伺う話はもちろん、周りの学生が取り組んでいる活動について知り、自分の視野や考えが広がりました。1年次にアフリカ?ルワンダ共和国へ2回訪れ、幼稚園の運動会ツアーの企画、運営を行いました。「行事を知らない幼稚園生に運動会を経験してもらう」ことを目的として集まった7人は、実施種目や手法などやりたいと思うことが違っていました。そこで全員の思いや意見を聞き、折衷案を提案。無事に成功へと導くことができました。この活動をはじめとしてボランティアやインターン活動など、積極的に取り組んだことでリーダーシップや寛容性を磨き、物事の調整力や企画力、目的を果たす能力など、さまざまな力を身につけました。学内での学びを社会に還元している学生が多く、常に刺激を受けられるのが清泉の最大の魅力だと感じています。
高校生へのメッセージ
期待や不安などさまざまな感情をそれぞれお持ちかと思います。この内容を見て、皆さまにとって少しでも期待が大きくなるような、不安を取り除けるようなお話になっていたらと心から思っております。そして、皆さまが清泉女子大学で自分の想いを無事に形にできることを願っています。
応援しています。頑張ってください。
体験的な学びから、向き合えたリアル その経験を未来につなげたい
小島 瑠莉さん(茨城県立 土浦第二高等学校 出身)
小島 瑠莉さん(茨城県立 土浦第二高等学校 出身)
体験的な学びから、向き合えたリアル
その経験を将来につなげたい
小島 瑠莉さん
地球市民学科 4年(2021年度)
茨城県立 土浦第二高等学校 出身
座学だけではない、体験的な学びによって世界が抱える問題にアプローチできるのは本学科の魅力です。1年次の必修授業では、ひとつの知識から派生した多様な情報をインプットし、論文としてアウトプットすることを続けたことで、地球市民学を深めていくための基礎知識を身につけられたと実感しています。2年次のフィールドワークでは、マレーシアに逃れたロヒンギャ難民の子どもたちと交流。ただ触れ合うだけではなく、難民を取り巻く問題に一歩踏み込めたことで、インターネットや新聞だけでは知ることのできなった世界のリアルと向き合うことができ、貴重な経験になりました。それは国籍や人権などをより深く考える機会になり、4年次には日本で働く外国人労働者をテーマに研究を進めました。振り返ると、点と点がつながるように、学びや経験がつながり、さらに卒業後の将来へつづく道になったと感じています。国内外の多様な問題と向き合えた経験を、社会に活かしたいと考えています。
高校生へのメッセージ
いろんな大学が存在していて、自分に合う大学をみつけるのは難しいと思います。どうしても偏差値やブランドをみてしまうところをぐっと堪えて、まず、そもそも大学に行く理由は何か、大学に何を求めるのか、どんなことを学びたいのか、を考えてみてください。そうするとふさわしい大学や専攻が見えてくると思います。受験勉強で手一杯だと思うのですが、息抜き程度に考えてみてください!好奇心のままに 地球をフィールドに学び、見つけた“自分だけの答え”
後藤 香音さん(私立 金城学院高等学校出身)
後藤 香音さん(私立 金城学院高等学校出身)
好奇心のままに
地球をフィールドに学び、
見つけた“自分だけの答え”
後藤 香音さん
地球市民学科 4年(2020年度)
私立 金城学院高等学校 出身
本学科の先生方はエチオピアやシリアなどで活動していたので、その経験談を聞くだけでも大きく視野が広がります。2年次のフィールドワークで訪れたカナダでは自然とともに暮らす先住民の考え方に触れ、3年次にもう一度、カナダで学びたいと留学。協定大学ではない大学への留学は前例がありませんでしたが、先生方が応援してくださり、さまざまな国の学生たちと国際文化学に関する議論を交わす貴重な体験を得ることができました。教職課程にも挑戦し、好奇心のままに学びを深めながらも、すべての経験を統合させ、4年次に哲学と倫理学の観点から海外のエネルギー問題や国内の原発問題に向き合えたのも、先生方や友人たちのおかげだと感謝しています。“私たちは地球市民の一人”、その意味を知り、模範解答ではなく、自分だけの答えを追求できたことは将来に役立つと実感しています。自ら学びを深めることで超えられた壁の向こう側には、さらなる可能性が満ちています。
高校生へのメッセージ
From the moment you feel completely lost, the decision has already been there.課題の発見と解決策の模索 次に生かせるスキルを身に付けることができました
的場 真奈さん(千葉県立 八千代高等学校出身)
的場 真奈さん(千葉県立 八千代高等学校出身)
課題の発見と解決策の模索
次に生かせるスキルを
身につけることができました
的場 真奈さん
地球市民学科 4年(2019年度)
千葉県立 八千代高等学校 出身
大学では語学だけでなく世界について幅広く学びたいと考えていました。本学では他大学ではあまり行かない国でフィールドワークができるところに魅力を感じ、入学を決めました。1年次のフィールドワークではアメリカのLGBTに関して調査。実際に町を歩き、見ず知らずの方ヘインタビューをしたことで、自分で課題を発見し解決策を模索する方法が身につきました。その体験から1年次から携わっていた英語絵本の読み聞かせのボランティアでも、貧困で十分に教育が受けられない子どもたちに生かせないかという課題を発見。3年次に東ティモールで、現地の子どもたちに絵本の読み聞かせを行いました。自分がやりたいことに挑戦できたのも、気軽に相談にのってくださる先生方や一緒に試行錯誤してくれる仲間がいたからです。卒業後は世界につながる扉であり、原点ともいえる空港で、念願のグランドスタッフとして、人に尽くす仕事をしたいと思っています。
高校生へのメッセージ
清泉女子大学はこじんまりとしていますが、とてもアットホームで教授との距離も近く、のびのびと学べる環境があると思います。受験勉強は大変だと思いますが、楽しいキャンパスライフが待っているので自分のペースで頑張ってください!!応援しています。そして皆さんが清泉女子大学に入学したいと思ってくださると嬉しいです。卒業生インタビュー
* インタビュー内容は取材当時のものです。
全てを開く
机にかじりつくだけではない学びから自分らしく成長できた4年間
[株式会社マザーハウス WEBディレクター] 林 星絵さん
[株式会社マザーハウス WEBディレクター] 林 星絵さん
机にかじりつくだけではない学びから
自分らしく成長できた4年間
[株式会社マザーハウス]
WEBディレクター
林 星絵さん
2010年3月 地球市民学科 卒業
私立 旭川藤女子高等学校(現 私立 旭川藤星高等学校)
(2022年インタビュー)
時代を越えて役立つ仕事をめざして
[株式会社竹中工務店 東京本店 人事部] 稲葉 沙也加さん
[株式会社竹中工務店 東京本店 人事部] 稲葉 沙也加さん
時代を越えて役立つ仕事をめざして
[株式会社竹中工務店]
東京本店 人事部 能力開発グループ
稲葉 沙也加さん
2018年3月 地球市民学科 卒業
私立 鹿児島純心女子高等学校
(2019年インタビュー)
私が清泉の地球市民学科を選んだのは、座学だけでなく、現地で調査を行うフィールドワークの機会が多いところに魅力を感じたからです。実際、ゼミナールでは品川区の空き家問題に取り組みましたし、卒業プレゼンテーションの制作では、鹿児島県庁に一人で出向いて取材をしました。4年間でそんな行動力が身についていたことに、自分自身が驚きました。友人たちも自分の意見をしっかりもっていて、討論することが楽しかったですね。今、社内外のさまざまな方とコミュニケーションを取るときに、学生時代に学んだことが生かされているのを感じます。今後は現場の仕事でも経験を積み、将米的には女性活躍推進に携わっていきたいと思っています。これからも、清泉で学んだ、自分で考え、判断し、決断するという姿勢を大切にしていきたいです。
着物のすばらしさを一人でも多くの人に
[株式会社三越伊勢丹 呉服商品担当] 中村 真子さん
[株式会社三越伊勢丹 呉服商品担当] 中村 真子さん
着物のすばらしさを一人でも多くの人に
[株式会社三越伊勢丹]
呉服商品担当
中村 真子さん
2009年 地球市民学科 卒業
東京都立 井草高等学校 出身
(2018年インタビュー)
大学卒業後はリース会社に就職し、営業事務や総務?秘書業務を経験しました。呉服業界に転職しようと思ったのは、祖母や母が着ていたこともあり、着物が好きだったからです。社会人となりあわただしい日々を送る中、着物の良さを改めて感じたのも理由の一つでした。着物は季節を大切にしますし、歩く歩幅が狭くなるぶん、時間を大事にできます。そんな着物の良さを多くの人に知っていただきたいと思っています。商品担当の仕事は、主に仕入れや企画などですが、私は積極的に売り場に立つようしています。自分が選んだ商品や企画したイベントで、お客さまにご満足いただけるとうれしいですし、日々知識を深められるところにやりがいを感じています。
清泉の地球市民学科では、フィールドワークでインドに行ったり、学生災害ボランティアを立ち上げたり、さまざまなことを経験しました。すべての学びにおいて重要だったのが、“Think globally, act locally.”(大きく多角的な視野で考え、自分ができることから行動する)という姿勢です。これは地球市民学科のスピリットとでもいうべきもので、仕事の場面でも大いに生かされています。今後もこの姿勢を忘れずに、呉服業界全体を盛り上げて、織りや染めなどの伝統技術を海外にも発信していきたいと思います。
人のために行動することに国境なんてない 生涯をかけられる仕事は、清泉の学びの中にありました
[NEC Asia Pacific Pte. Ltd .(Singapore)社長秘書] 亀山 あや子さん
[NEC Asia Pacific Pte. Ltd .(Singapore)社長秘書] 亀山 あや子さん
人のために行動することに
国境なんてない
生涯をかけられる仕事は、
清泉の学びの中にありました
[NEC Asia Pacific Pte. Ltd .(Singapore)]
社長秘書
亀山 あや子さん
2013年 地球市民学科 卒業
私立 東京文化高等学校(現:新渡戸文化高等学校)出身
(2017年インタビュー)
高校2年の夏、父の赴任先のインドネシアを訪れた際、ジャカルタで見た日本との生活格差に驚き、新興国における貧困や人権問題に興味を持つようになりました。そして、大学進学を考えていた頃、清泉の地球市民学科の存在を知りました。そのカリキュラム一つひとつが私にとって魅力的で、この学科であれば、学生時代にしかできない経験を重ね、見識を深め、将来の選択肢を増やすことができると思い、地球市民学科を選びました。
国連の会議に参加するという貴重な経験も。
地球市民学科では、学生が各自の関心分野について研究を進め、討論をしながら答えを出していくというスタイルの授業が多く、自分の意見を発言するために、予習?復習は欠かせませんでした。
3年次にはアメリカ?ニュージャージー州にあるフェリシアン大学へ留学し、大学での講義だけでなくニューヨークの国連本部でインターンシップに参加する機会を得ました。国連ではさまざまな会議に出席し、自分の意見を述べ、そこで学んだことを大学に戻り、他の学生と共有しました。大使など現場の最前線で活動されている方々からは、教科書だけでは決して得ることのできない多くのことを学ぶことができ、貴重な経験となりました。
留学も、教職も。忙しい日々の中で得た、生涯の支え。
留学して教職を取るのは大変では、とご心配くださる先生もいらっしゃいましたが、帰国してすぐの4年次5月に教育実習を行いました。毎日1限目から3年生に混じり、留学中に履修できなかった必修科目を受け、ゼミでの研究も就活も友人達より1年遅れでのスタートでした。学業が忙しい中での就活は容易ではありませんでしたが、どんなに厳しい状況でも自分のやるべき事を続けていれば必ず達成できると信じていました。清泉での4年間でそれを学べたことは、今の生活でも大きな支えとなっています。
地球市民学科で学んだことを途上国で活かしたい。
現在は、シンガポールにあるNEC Asia Pacificにて社長秘書をしています。スケジュール調整や会議のセッティング、VIPのお客さま対応が主な業務内容です。 清泉を卒業後、一度、都内の企業に就職しましたが、清泉で身につけた知識をさらに深めたいと思い、国立インドネシア大学で語学や文化を学びました。2年間のインドネシア生活の後、シンガポールで現在の仕事に就きました。職場環境にも恵まれ、充実した日々を送っています。
地球市民学科での勉強は、人のために何ができるかを知り、その時に人とどう協力するかを考え、実践するということが根底にあると思います。将来的な夢は、発展途上国で教員になることです。インドネシアでの生活を通して、途上国における教育の重要性を実感しました。自分が学んで得た知識を、貧困の中で暮らす子どもたちに伝えたい――それが、清泉の学びを活かすことだと信じています。